千里眼という霊能力

見えないものを的中させる千里眼

人の心の内を見通す

霊能者はものごとを霊視する霊感を持っています。これによって、見えないものを的中させることができる千里眼という霊能力を発揮できるのです。千里眼は浄天眼ということもありますが、その場にいながらはるか遠く離れたところで起こっていることや、人の心の内を見通すことができる特別な霊能力や、またその霊能力を持つ霊能者のことを千里眼と呼ぶ場合もあります。

江戸幕府の立役者のひとりとして天海僧正が挙げられますが、この天海は明智光秀だったのではないかといった謎の多いところがありますが、千里眼の霊能力を持っていたとされている人物でもあります。現在の埼玉県にある川越大師喜多院から、江戸城で起こることを千里眼で見通すことができたという逸話が残されていて、実際に徳川家康の絶大な信頼を得て幕府のブレーンとして活躍し、100歳を超えても生き続けて、三代の将軍に仕えて江戸の都市計画にも関わったといわれています。また没後ではありますが、朝廷から「慈眼大師」という大師号を受けています。

また、台湾には広く信仰されている神様である媽祖(天上聖母)を祀っている廟がいくつもあります。この媽祖は海神、航海守護神として祀られてきましたが、今では最もポピュラーな神様であるといってもいいでしょう。この媽祖の脇待鬼神として、遙か遠くまで見渡し、千里眼で悪い兆候を素早く聞き分けることができる順風耳という鬼神も付き添っています。もともとこの二神は悪神で悪事ばかり働いていたところを、媽祖が改心させて忠実な部下にしたとされていて、それぞれ赤鬼、青鬼と呼ばれているのも興味深いことです。国内では長崎県の崇福寺や興福寺に祀られています。また、「西遊記」では、この二神は玉皇大帝に仕えていたとされ、孫悟空が石から誕生したことを伝えたと記されています。仏法を守護するとされる四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天または毘沙門天)の一体で、西方を護る守護神で、「尋常でない特殊な力を持った眼」という意味の梵名を持つ広目天にもこの千里眼の霊能力があったとされます。これは東大寺の「戒壇院」にある四天王像からもうかがい知ることができます。他の三方の護法神は甲冑で身を固めた槍や鉾を手にした武将姿であるのに対して、広目天だけはこれらの武器のかわりに筆や巻物を手に、眼を細めて遙かなる遠方を千里眼で見据えているのです。

電話占いと霊能者による千里眼

霊能力で予言する

千里眼は現代において、透視と呼ばれることもあります。この霊能力を実証しようとして起きたのが、明治時代の「千里眼事件」です。体内透視の「治療」を行っていた御船千鶴子や、霊能力で予言を行っていた長尾郁子は、こうした霊能力があることを東京帝国大学の福来友吉や京都帝国大学の今村新吉といった学者が公開実験をしてその真偽について様々な論争が巻き起こりました。結局科学者は、千里眼の霊能力を認めないとしましたが、そうした見解は誰の目から見ても一方的だったのは明らかな事実です。

このような千里眼を持った霊能者が、悩みに答えてくれるとしたら、そこは当たる電話占いであることはいうまでもありません。今すぐにでも特殊霊能力を持っており霊能者に、相談したいことや見通してもらいたいことが出てきたのなら、電話占いというひとつの便利な方法があります。

評判の良い霊能者、当たる霊能者であれば、誰もが見てもらいたいと思うものです。ですから、当たる霊能者ほど、時間が制約されてしまうのも事実です。せっかく時間を交通費までかけてやってきたのに霊視してもらえなかったのでは元も子もありません。もちろん、霊能者の時間が空いてないことも考えられますから、自分の好きな時間に電話をするだけで相談できるということは大きな魅力でもあります。また、電話占いは霊能者と直接会いたくないときにも便利です。相談する内容によっては顔を合わせなくてすむため、相談もしやすくなるという点も見逃せません。

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