超能力と霊能者

超能力と呼ばれる力

超感覚的知覚を持つ者

霊能力は科学的な見地から超能力と呼ばれることもあります。これは合理的に説明のつかない未知の能力を示すもので、こうした能力の懐疑論は依然根強く残っているものの、存在を認めていることを裏付けるものでもあります。千里眼や透視といった霊感は超感覚的知覚(Extrasensory Perception=ESP)と呼ばれます。SF映画などで使われるエスパーという名称はこれにerをつけた造語です。

これは1934年に、デューク大学の超心理学者・ジョセフ・バンクス・ライン博士の著書や論文の中で用いた言葉で、通常の情報や論理的推測によらずに外界の情報を得る能力のことを指しています。意思の力で物体を動かす念動力をサイコキネシス(Psychokinesis=PK)と呼び、海外ではESPとPKを合わせたPSI(サイ)という名称が一般的になっています。また、動物の特殊な能力は超能力ではなくアニマル・サイ(Animal Psi)を略してアンプサイと呼ばれています。

こうした超能力は古代から仏教では神通力、ヨガではシッディと呼ばれてきたものです。ライン博士はESPカードを使ったテストによって超能力を証明しようとしましたが、通常の人にはできないことを実現できるのが超能力ですから、科学的に実証することは難しく、またテーブルマジックなどと行動されやすいことから、懐疑的な科学者も少なからず存在するのは事実です。

しかしながら、超能力や霊感は、実際に存在します。実際、ハンガリーの有名な霊能者であるバラート・クラーラは12歳の頃、透視ができるようになったといわれています。そしてその後、地元警察からの要請で未解決事件の捜査に協力するようになったのです。

また、ヨーロッパ全域で非常に有名な、フランス人霊能者であるマリアデュヴァルも地元警察と協力しています。透視霊能力を用いて、行方不明者の数々の発見にも貢献しています。このことからも、海外では日本以上に霊能者が認知されていることがわかると思いますし、実際に霊能者が存在しているという証なのです。

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