真の霊能者と霊能力

天から与えられた霊能力

霊力を操る

科学で説明のつかないもの、目に見えないものに対しての人々の意見は様々です。霊能力も同じく疑わしいものと批判されている方も少なくないでしょう。霊能力は誰もが天から与えられる力ではありません。むしろ、そういった力を与えられている方は少ないのです。霊との交信ができ、霊視などとの霊力を自分の意志で操ることのできる方は、ほんのわずかな方なのです。目に見えないだけではなく、少数派といったことも否定的な意見のなくならない原因なのでしょう。

霊能者が少数なのには、理由があります。なぜなら霊能力は、遺伝により受け継がれるものなのです。霊能者の多くは、両親や祖父母のいずれかが霊能力の持ち主、霊媒体質でその力を受け継いでいます。幼少の頃から霊能力の持ち主、霊媒体質の方ももちろんいますが、ある日突然霊の声が聞こえるようになったという霊能者もいます。いずれにせよ、霊能力というものは授かるべくして授かった能力なのです。天から与えられた特別な遺伝子の持ち主だけが得ることのできる力といえます。

霊能者たるもの

霊能力を受け継ぐ家系

霊能者はその能力のせいもあり、人里離れてひっそりと暮らしている方が多くおられます。地方に霊能者が多いのはそういった理由からなのです。メディアを通して私たちが感じている印象とは、かなり違った面がたくさんあります。

幼少の頃から霊を感じ、霊の声が聞こえるという霊能者は多いですが、これを受け入れ生きていくということは相当な覚悟が必要です。精神的に弱い人間では、絶えることができないでしょう。幼いながら、自分の状況を受け入れ、強い精神を習得しなくてはなりません。霊能力を受け継ぐ家系では、両親や祖父母がその能力を持って生きていくすべを語り、教えていくのです。そうやって霊能力を授かった我が子を守ってきたのです。

日本古来では、霊能力の持ち主は別の名称で呼ばれていました。祈祷師や陰陽師と聞けば聞いたことのある方も少なくないでしょう。この祈祷師や陰陽師も代々受け継いでいくそうです。そういった霊能者は、昔から有名な権力者の陰で良き相談者としてお仕えしてきました。今外国では、警察の捜査協力をしている霊能者もいるようですが、やはり本質的には悩みを抱えている方の良き相談者としてその能力を使うという使命があるのです。

控えめで、強い精神を持ち、人に優しい人物が霊能者たるものなのです。華やかに見えるものだけが霊能者のすべてではありません。こういった苦労を重ね、修行を積んだ結果、やっと霊能者になれるのです。メディアで目にする除霊や浄霊などで霊能者が霊を鎮めるあの強さと優しさは、こういった継承が作り出したものなのでしょう。

さまざまな霊能力

霊能力を理解する

霊能力といっても一概にこれが霊能力といえるものではありません。なぜなら、霊能者個人によって扱う霊能力が違っているからです。

霊視、除霊、千里眼などさまざまな霊能力があります。もちろん霊能者の中にはこれらの能力を複数持ちあわせていることが多く、その組み合わせも人それぞれ違います。霊能者の霊能力を理解するためには、このような多様な能力を理解することも大切です。

また、霊能者はそれぞれに自分の得意とする霊能力があります。もちろん、いくつか持っているその他の霊能力が劣るということではありませんが、その中でも特に優れた能力があるのです。霊能者はその能力に気付いた時から、特に他より優れている能力を知っています。霊能力に気付くきっかけになった霊能力こそが、霊能者個人の得意とする霊能力だからです。

霊能力に目覚めたその時から、その能力を使い磨き続けているので、必然的に得意な能力となってしまうのです。最近では霊能者個人がブログやサイトを通じて、その得意とする能力を語っていることがあります。霊能者、霊能力を知ったうえで、相談、鑑定してもらうことは霊能者と上手に付き合うコツなのです。

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